校長あいさつ ~学びを広げるために~

  本校は、昭和29年4月1日に開校しましたが、校舎の建築が間に合わず、遠軽小学校の13教室を借用して授業を開始しました。同年5月1日付けで初代校長(野村辰雄)が着任し、6月10日に校舎が完成、6月11日に木の香も高い新校舎に移転しました。当時は、グランドに排水溜りがあり、これを埋め立てる作業を保護者や地域住民が、土曜・日曜関係なく作業をしてくれたとの記録が残っています。そのため、春の運動会は開催できず、秋の10月に実施したとのことです。

 学校給食については、施設が整っておらず、提供されていませんでした。そこで、当時のPTA役員が町の中で映画会を3日間開き、その収益で遠軽町に陳情することになりました。この計画は見事に成功し、給食室が建築されることになったそうです。創立30周年の記念誌には「町当局に陳情したところ、町長さん・教育長さんともに父母の学校にかける熱意にいたく感激され、異例の策として、補正予算をもって給食室の建築に取り組んでくれた」とあります。このように、本校は、開校当時から保護者や地域住民が学校の教育環境を整えようと熱心に活動してくれたことが伺えます。

 全校児童数はピーク時に570名程度でしたが、近年では200名を下回り、全学年1学級となっています。規模は小さくなりましたが、子ども一人一人に寄り添った教育に取り組んでいるところです。

 教育目標は平成7年に「明るく 元気な 北国の子」と改訂されましたが、時代の変化や学習指導要領の趣旨を鑑みて、令和の教育にふさわしい教育目標に改訂することとしました。令和6年5月から改訂作業を行い、教職員・保護者・児童会役員の意見を踏まえ、「希望かがやき どんどん伸びろ 東っ子」としました。また、教育目標を支える着眼点として「ひろがる学び がんばる心 しっかり取り組む」を示しました。この新しい目標に向かって、子どもたちが夢や希望に向かって歩んでいくことを願っているところです。

 本校では、現在、子どもの「学び」を広げるために様々な取組を行っています。子どもたちには、負担を強いる要素が強い「勉強」も大切な時もあるけれど、新たな知識・技能を習得して見方・考え方を広げる「学び」にチャレンジしてもらいたいと話をしています。また、教職員が様々なアイディアを出せるよう組織を改編し、校内研修も個人研修テーマを設定して自分事としての研修となるように変更しました。このような取組が実を結び、子どもたちが生き生きと学びを深めていく姿が見られることを信じています。

 これからも本校の教育活動が充実・発展するよう学校改革を進めていきますので、地域の皆様、保護者の皆様にはご理解ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

 

令和7年5月末日

                        遠軽町立東小学校 校長 長 谷 博 文

 

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